ローコスト住宅ってどうなのかな。

記事追加日時:2017-08-15 16:25:44

最近ではローコスト住宅がブームで、2000万円以下で家が建つプランも決して非現実的なものではなくなってきました。もちろん、土地代金は必要になってしまうわけですが、それでも今までの相場よりも500万~1000万円近く安くなるなら「建てちゃおうかな」という気分にはなりますよね。

問題は、ローコスト住宅は本当に住居として大丈夫なのか、というところです。もちろん、法令で定められた最低限の耐震基準は、ローコスト住宅であっても満たしています。

ただ、やっぱり設備面ではかなり劣ってしまうのは実情みたいですね。断熱性や気密性、家の間取りの自由度……何かしらは犠牲にしないといけません。これは安いものを買う以上、覚悟をしておくべきなんでしょう。

もうひとつ問題をあげるとすれば、長期優良住宅の認定がとれない可能性が高いという点です。

国では、長く住むことができる性能をもった長期優良住宅を、今後の住宅の標準仕様にする方向性みたいです。だから今、ローコスト住宅を建てると、長期優良住宅が標準仕様となった後に標準仕様以下の住宅ということになります。物件の価値は大きく下がりますよね。

ローコストで建てて、いずれは高齢者住宅などに移るつもりで、更地にして売ってしまう予定ならアリなのかもしれませんが、安いからというだけで安易にローコスト住宅を建てるのは少し危険かもしれませんね。

ローコスト住宅メーカーでも長期優良住宅に対応できるメーカーもあるみたいですから、慎重にハウスメーカーを選ぶ必要がありそうです。

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